コーヒーおばさんの備忘録

コーヒーと暮らしの話とか

肉汁サイドストーリー「セメント・モリ」観ました

どうもこんばんは、和奏です。

ちょっとお久しぶりの更新になってしまった(遠い目)

 

先日友人のりさに誘われて肉汁サイドストーリーさんの「セメント・モリ」を観てきたので、ちょっと時間が経ってしまってますが感想なんぞを書こうと思います。

※割と長文

※多大なネタバレとゴリゴリの特殊性癖を晒しているので苦手な方は閲覧注意

※上記に関して読後の苦情や誹謗中傷は受け付けません

 

目次

 

キャスト

敬称略にて失礼します。

  • 甲斐…邑上笙太朗(集団as if~)
  • 阿部…市川堅太郎(肉汁サイドストーリー)
  • 瀬戸…長宏人
  • 伊武…杉山愛
  • ママ…窪寺奈々瀬

確認はしてますがもし漢字間違いがあったら申し訳ないです。ご指摘いただければ即直します…!

最後に観たのが「馘切姫」でとんでもなく大人数だった分、書き出してみると今回めちゃくちゃ少人数だなって印象を受けました( ˘ω˘ )

 

感想

初めて尽くし

初めましての団体さん

Twitterで情報はチラッとお見かけしていて。

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気になってはいたんですが既に別件の予定が入っていたのとキャストさん誰一人として知らないんだよねってことで「今回は行けないかなぁ」と思ってたんですが、りさに声をかけてもらって2人で観に行くことになりました◎

「多分好きな世界観だよ」って事前に言われてたんですけどばっちり当たってました。笑

 

初めての半野外劇場

今回の劇場が廃工場っぽいところで、屋根はあるんですが四方を壁ではなく金網、というか鉄格子?というか(あれ正確には何て言うんだろう)、そんな感じのもので囲まれている半野外劇場でした。

いわゆる小劇場って大体地下にあるので、こういう"外の景色と一緒に物語を楽しむ"みたいなのって初めてで。

観る時間帯によっても印象が変わりそうで「半野外良いわぁ」って軽率に思ったりしました(ω)

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私が観た時めちゃくちゃ天気荒れてたけど雰囲気ぴったりだったんじゃないかなって正直思ってます…←

 

旧約聖書新約聖書ちょっとでも知ってるとより楽しい

キャスト一覧の役名で気付いた人もいるかもしれませんが、

旧約聖書のアダムとイブ、カインとアベル、その弟セトがモチーフの話なので元ネタとして知っていると要所要所で色々つながるのでとても楽しいです◎

知恵の実の描写をそういう風にするのかーだから彼はああいう設定だったのかーとか。

まぁセトについては元からほとんど言及されていないので、だからこそ今回話のキーマンになってたのかなぁと思ったり。

 

今まで見たことがない演出

瀬戸くんの語りで始まって瀬戸くんの語りで終わる、且つ語りの長台詞が最初と最後で全く一緒っていうのが私にとって非常に新鮮な演出だったなぁと。

しかも終わりに関しては瀬戸くん語りっぱなしのままスタッフさんのアナウンスが始まる上にお客さんが席を立ち始めてもずっと瀬戸くんしゃべりっぱなしなんですよ。

始まった時は甲斐さんと阿部ちゃんが板の上にいて会話があって、そこに瀬戸くんがいてって感じだったんですけど瀬戸くんの長台詞がそこに差し掛かっても喋り続けるんです、自分の台詞だけを。

なんかそれがとても悲しくって、"瀬戸くんの中では皆がいた頃が延々巡り続けてる"ってことなのかなぁと思いました。

 

タイトルについて考えてみる

最初「セメント・モリ」って何のこっちゃと思ってたんですけども。

まぁあの、観た人は何となく分かると思うし私の周りで観た人間が一概に"エモい"とザワついている(←)シーンがありまして。

瀬戸くんが甲斐さんの遺灰を口に含むシーン、そして口から赤い薔薇を吐き出すシーンなんですけど。

瀬戸くんが甲斐さんのこと大好きなのは当日パンフレットでも分かるし仮にそれがなくとも充分話の展開で分かるわけですが、"好きな人の遺灰を口に含む"って行為自体がなかなかすごいしアングラの香りめちゃくちゃするけど刺さる人には刺さりますよね…( ˘ω˘ )

 

閑話休題

 

"セメント"が遺灰のことを示しているのであれば、遺灰(=セメント)になった甲斐さんを口に含む、というか体内に取り込むことで瀬戸くんが"守り人の役割をしたかった"のか…?と。

「セメント・モリ(=セメント守り)」ってことか?と(邪推)

 

伊武さんの最後が謎

伊武さんが最後どうなったのかだけが私の中でうまいこと結びついてなくて「???」って感じなんですけども。

公式さんがnoteで元ネタ大公開、みたいなのをしてるようなので100円払って読んでこようか悩み中です←

 

まとめ

目次もつけて書いてるのに文章がめちゃくちゃやないかい(真顔)

なんというかこう、他にも書こうとしたことあったはずなんですけど文字にしようとすると消えていくというか、形になってくれないみたいな歯がゆさを今めちゃくちゃ感じてます←

とにかく絶妙に救いが無くて後味が悪い、そんな感じの舞台でした。

甲斐さんを演じた邑上さんの舞台は今月もう1本観に行きます。こっちもこっちで楽しみ◎

 

2018.10.20 追記

上記の邑上さんご出演の舞台の感想もUPしておりますので気になる方はこちらから飛べます↓

sra-cafe.hatenablog.com

なかなかヘビーな作品だし邑上さんの役もなかなかヘビーでしたね、えぇ。