クリム=カルム「群盗=滅罪」観ました
どうもご無沙汰しています、和奏です。
PCの電源が入らなくなるトラブルが発生し、しばらくブログが書けずにいました…
普段からメンテナンスはちゃんとして、バックアップも取っておきましょうね…
そんな中でも観劇には行ってまして。
先日観てきたクリム=カルムさんの「群盗=滅罪」について感想なんぞ書いていきたいと思います◎
※長文と乱文に注意
※それなりにネタバレあり
※上記に関して読後の苦情や誹謗中傷は受け付けません
目次
キャスト
敬称略にて失礼します。
- カール・フォン・モール……………山田亮
- フラン・モール………………………小沼枝里子
- マクシミリアン・フォン・モール…石川琢康
- アマリア………………………………華奈
- ダニエル………………………………柊みさ都
- ヘルマン………………………………稲葉葉二
- シュピーゲルベルヒ…………………竹之内勇輝(BE GLAD PRODUCE)
- アーデル………………………………いわみりかこ
- クリム…………………………………工藤沙緒梨(カプセル兵団)
- ローラ…………………………………長田咲紀
- リーゼロッテ…………………………野村梨々子(あひるなんちゃら)
お名前や所属団体についてはフライヤーおよび当日パンフ(というか当日パスポート)にて確認させていただいていますが、万が一漢字間違い等ありましたら申し訳ありません…!そっと直すので教えてください…
※所属団体については公演当時のものとします
山田亮さんは去年12月に集団as if~さんの解散公演でもお見かけしてたんですけど印象が180度違ってびっくり。
最初分かりませんでした…名前見たことあるなぁとは思ってたけどまさかシャハ大王だとは…
ところで"シュピーゲルベルヒ"ってめちゃくちゃ覚えづらいし言いにくい名前だと思うんですけど(←)皆さん一切噛むこともなければ言い間違えることもなくてすごいなって思ってました( ˘ω˘ )
一番最初に名前聞いた時の私「シュピー…、………なんて?」だからね←
という感じなのでシュピーゲルベルヒさんに関しては以下"シュピーさん"で。
感想
久々に古典戯曲を観た
って感じですね(端的)
原作はフリードリヒ・フォン・シラーの「群盗」なんですけれども。
「原作知っちゃうと展開が分かってしまって楽しめないのでは…」という一抹の不安から予備知識を一切入れずに行ったのですが、元が古典作品なので多少知っておいて損はなかったかも…とも思います←
小劇場にハマる前にシェイクスピア作品を観に行っていた頃が懐かしくなったり◎
公演時間は約2時間、台詞量も膨大…というか長台詞が本当に長台詞だったのですが、原作は約4時間、長台詞も今回の比ではないそうで気が遠くなるかと思いました。
上演台本も物販コーナーで少し見せていただきましたがA4用紙にフォントサイズ9ptで作られてるそうで。
「細かっ!!!」って声に出してしまったよね…(^^;
会場内の作りがとても好き
シアター711には初めて行ったのですが、回廊式の劇場で迷子になるかと思いました←
受付を済ませてから客席に行くまでの通路も装飾されてて"盗賊達のアジト"に入り込んだように感じられる作りなのが良かったですね…本編始まる前からもう楽しかった…!
舞台上にはソファと照明と写真?ぐらいしかなかったのですが逆に雰囲気が出てて好きでした。
開演中以外は写真撮って良いとのことだったので↓
ていうか多分私吊り下げる形式の照明が好きなのかもしれない(そこか)
理想を突き詰めていくと独りになる…?
と、いうことかなぁとぼんやり←
自由とか正義とか、最初そういう大義名分のために集まってたはずなんですけど突き詰めていくとそれぞれの考え方とか価値観の違いが見えてきて、分かり合えない部分があって決別して…みたいな、うん(まとまらない)
フランの言動とか振る舞いを正当化するわけではないのですが「誰だって野心とか欲望とかのために行動してるでしょ誤魔化すんじゃないよ」って思ってしまったりもしました。
自由とか正義とか夢とか希望とか、綺麗に聞こえる言葉で包んでるだけで、結局それを叶えるために邪魔になるものを排除したり他者を否定したり…やってることは大して変わらないんだよなーと。
自己投影したりしなかったり
割と要所要所で共感ポイントがあったので誰か一人に対してって感じではなく、ちょっとずついろんな人に自己投影してました◎
途中までクリムとリーゼロッテを逆で認識していたのですが(←)、全体的に…というか振る舞い方が自分に近いなって思ったのはリーゼロッテでした。
割とドライな感じなんだけど初心を忘れてないというか、そっと盗賊達の方向性を軌道修正したりする辺り「思い入れ強いんじゃん…?」って思わせるところとか。笑
人物紹介にも"シュピーゲルベルヒとは馬が合う"って書いてあったので、シュピーさんがいなくなってからはアーデルへの当たりが強いのもまぁ分かるといえば分かるんですけれども…
でもあれは事故感強め(に見えた)だからいつまでも彼女を責めるのは違うんでは…とも思います。割とまじで。
他で言うとフランさんも自己投影要素があったといえばあったんですよ。突き詰めていくと相容れないんでしょうけど。
「あたしが男に生まれていれば」とか、彼女が野心家だったから出てくる言葉なのかもしれないけど現代に通じる"女だからこその生きづらさやしがらみ"を吐露してくれてる気がしてちょっとスッとしました( ˘ω˘ )
原作では弟ですが、妹にしてくれたことで共感できたように思います◎
男女共に好きな系統のビジュアル
でした!!!
女盗賊達がそれぞれにセクシーだし(多分アピールポイントも四者四様)、
モール家の女性陣もドレスに性格が出てる感じだったし、
男性陣は細マッチョなイケメンしかいないし(←)
控えめに言って目の保養でした( ˘ω˘ )
………なんかここだけ妙に変態ちっくで俗っぽい感想だな…←
まとめ
結局あんまりまとまってないんだけれども(^^;
120分あっという間だったなぁと思います。とりあえず読みやすくなってる「群盗」がないか図書館に探しに行こうと思ったのでありました◎
そしてものすごくどうでもいいんだけど当日パスポートで使われてるフォントとこのブログのフォント(PC版)が同じでちょっと嬉しい。笑